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昨日まえださんに教えてもらったんやけど、あまりに感動したので書いてみます。
これあまりの反響が多くて販売が差し止めになったらしい。
“ドラえもんの最終回” 「のび太くん宿題はすんだのかい?」
文章だけで書いてみます。
めんどくさいけど読んでみてください。
きっと感動します!!
未来
アナウンサー「では本日のゲスト、ロボット工学の第一人者野比博士です。」
のび太「よろしく。」
テレビを見ている出来杉とジャイアンとスネ夫。
出来杉は総理大臣になってる。
スネ夫は社長っぽい。
出来杉「やあ野比くんだ。今や日本が誇る最先端技術のトップ。たいしたものだね。」
スネ夫「いえいえ出来杉総理こそ。」
ジャイアン「のび太外国から帰ってんだろ。呼んでやるか。」
スネ夫「いいね。久しぶりにみんなで集まろうか。」
出来杉「いや、それにはおよばない。今日はね、ぜひ二人とだけ話をしたかったんだよ。」
出来杉「ドラえもんを覚えてるかい?」
ジャイアンとスネ夫に聞く出来杉。
スネ夫「…。忘れるわけないじゃないですか。」
ジャイアン「あのやろう…。突然用事とかで未来に帰りやがって!オレたちゃあいっしょに命をかけた仲間じゃなかったのかよ!!一言ことわってちゃんと見送らせろってんだ!!」
スネ夫がジャイアンをなだめるなか出来杉が語りだす。
出来杉「黙って未来へ帰ったかはおいといて。突然いなくなった。これは事実。そして野比くんの変化。」
出来杉「“タイムパラドックス”という言葉がある。」
過去にもどる
のび太「ドラえも~ん。」
家に帰ってくるのび太
のび太「あれ出してよ。ほら前に使ったやつ。今度という今度はガマンのげんかいだ。」
ドラえもんにすがるのび太。
ドラえもん反応しない。
のび太「…おい。どうしたんだよドラえもん。」
のび太「何とかいえよ!ドラえもんまでぼくをばかにするのか!?」
のび太「ドラえもんってば!!」
のび太、ドラえもんを押す。
ドラえもんコテンと後ろに倒れる。
のび太「ドラえもん?」
ドラミ「う~ん…。」
のび太未来にいるドラミちゃんにテレビ電話で相談。
のび太「どうなの?ドラミちゃん。ドラえもん、このちょうしでずっと動かないんだよ。」
ドラミ「たぶん…。電池切れだと思うわ。」
のび太「電池切れ?」
のび太「なんだそうか。じゃあ早く電池換えてよ。」
ドラミ「それがそう簡単じゃないの。旧型ネコ型ロボットは電池入れ替え時の補助記憶回路を耳においてるのよ。」
のび太「?」「?」
ドラミ「でもお兄ちゃんは耳をなくしてるからバックアップがないの。」
ドラミ「このまま電池を入れ換えるとお兄ちゃんの記憶はなくなるわ。のび太さんとの思い出が消えちゃうの!!」
のび太「ドラえもんの記憶がなくなる!?」
あせるのび太。オロオロしてる。
のび太「そんなばかな!電池が切れただけなんだろ!?入れ換えれば治るんだろ!?」
つめよるのび太。
ドラミ「おちついてのび太さん。どんなロボットでもエネルギーが必要なの。特に精巧なロボットは重要な記憶だけ残し、他は忘れてより人間的な…。」
のび太「もういいよ。ぼくが未来の工場へつれていく!!」
ドラミ「のび太さん!!」
ドラミがのび太を止めようとする。
バシュ!!
未来へ行こうとするのび太が光線みたいなもので阻止される。
ドラミ「…だめなのよ。今そちらの時代への干渉は禁止されてるの。あたしも虫のしらせを聞いて飛んできたんだけどタイムパトロールがこれ以上進ませてくれないのよ。」
ドラミ「話も聞いてくれない。こんな事はじめてだわ!!」
のび太「じゃあどうすればいいんだよ!!」
のび太、ドラミにキレる。
のび太「耳をつければ記憶は残るんだろ?ポケットから道具を出して…。」
ドラミ「お兄ちゃんが機能停止してる間ポケットは使えないわ。それにそんな精密な改造はあたしたちの手におえない。」
のび太「だったら作った人を呼んでよ!!」
ドラミ「…設計者の所在は超重要極秘事項なの。残念だけどあたしの記憶にも何重にもプロテクトがかかってる。」
絶望するのび太…。
ドラミ「のび太さん…。もしかしたらタイムテレビも回収されるかもしれません。選択肢は二つあります。」
ドラミ「一つは未来の工場で電池を入れ換えること。今ならまだタイムパトロールをごまかせるかもしれません。お兄ちゃんの記憶は無くなるけど、またいっしょに生活できると思う。もう一つは…。未来の技術に期待してこのまま…。」
その夜…
ママ「のび太、ドラちゃんごはんよー。」
ママが二階へ声をかける。
パパ「どうしたんだ?」
ママ「返事もしないのよ。またケンカでもしたのかしら。」
のび太、部屋でドラえもんを見つめながら三角座りをしてる。
のび太「…ドラえもん。はじめて会った時の事、覚えてる?」
のび太「お正月だったよね。とつぜんろくなことないなんていうんだもん、驚いたよ。」
「二人でいろんな所へいったっけなあ。未来、過去、ふしぎな所。」
「命からがら逃げたりさ。ドラえもん慌てるとてんでだめだからなあ。」
「ぼくがいじめられてた時、自分の事のように思ってくれて…。」
「ちゃんとお礼いってなかったけど、本当にうれしかったんだよ。」
「本気でとっくみあいのケンカしたっけ。でも、その数だけ仲直りしたんだよね。」
「よお、なんとかいえよドラえもん。ドラえもんてば…。」
「ドラえもん…。うっうっうっ…。」
泣きくずれるのび太。
少し時間があいて…
ドラミ「…そう。わかったわ。きっとお兄ちゃんものび太さんとの思い出消されたくないと思ってるはずよ。」
ドラミ「ありがとう。のび太さんと出会えてよかった。きっと未来、お兄ちゃんを治す手立てがみつかる。そんな予感がするの。」
のび太、三角座りから立ち上がってドラえもんを見つめて話しかける。
のび太「ぼくが…。」
時間が過ぎて高校時代。
期末テスト
1野比のび太 498
2出来杉英才 475
3木鳥 高夫 410
しずかちゃんと出来杉がのび太に近寄ってくる。
しずか「のび太さーん、すごいわ。また一番よ。」
出来杉「のび太くん、おめでとう。もう君にはかなわないなあ。」
のび太「ありがとう。」
のび太「でも…。ぼくが欲しいのは点数じゃない。知識なんだ。まだまだがんばらなくっちゃ。」
しずか「根を詰めすぎると体に悪いわ。久しぶりにうら山へピクニックにいかない?」
のび太「ありがとう、しずちゃん。でも調べたいことがあるから、また今度。」
しずか、出来杉、のび太を見送る。
まわりの女子学生がキャー野比さんよー!とか言ってる。
出来杉「のび太くん…変わったね。」
しずか「変わってないわ!!」
「のび太さんっておっちょこちょいで不真面目で、すぐにお風呂覗くエッチだけど。いつも一生懸命だった。周りに気を使ってびんぼうクジ引いて、それでも笑っていられる強い人だったわ!」
「ドラちゃんがいなくなってから、何もいわないけどずっと無理してる。私には分かるの。のび太さんは…。のび太さんは…。」
出来杉「しずかさん…?」
興奮するしずかがハッとわれにかえる。
しずか「やっぱりピクニックに誘うゎ。いいえ首にナワつけてもつれてく!のび太さーん!!」
しずか、のび太を追いかける。
未来の出来杉、スネ夫、ジャイアンのシーン…。
スネ夫「タイムパラドックス?たしか…時間旅行のさい、歴史に影響を与えることによる矛盾だったかな。」
出来杉「そう!さすが骨川くんだ。」
出来杉「今、我々の文明は袋小路に迷い込んでいるといってもいいだろう。君たちは知っているはずだ“ドラえもんが来た”未来の時代に繋がるにしては進化のスピードがあまりにもゆるやかだと。」
ジャイアン「そういやあガキの頃よく想像してたよな。大人になる頃には、宇宙旅行があたりまえにできるって。」
スネ夫「いってたね。チューブに乗って移動したり、ボタン一つで料理。メイドロボ。」
出来杉「うん。ぼくもそれに気がついた。それからは観察者として、慎重に、注意深く、行動するようにつとめたんだ。君たちが夏休みのたびにしていた冒険にも参加せずにね。」
ジャイアン「出来杉?」
出来杉窓の外の遠くを眺めながら話す。
出来杉「今夜…。文明を一足飛びに進化させる発明がある技術者によって完成する。この事実は歴史が狂うほどの危険性をもっているため、全世界のトップに“彼ノ者ヘノ干渉ヲ禁ズ”と、未来から通達されたほどの超重要極秘事項だ。」
ジャイアン「おい、おれたちにそんな事話していいのか?」
ビビるジャイアン。
スネ夫「その技術者ってまさか…。」
ハっとするスネ夫。
出来杉「少年の頃の、たった一つの誓い。ぼくにもやっと分かった。彼は何一つ変わってはいなかったのだと。」
出来杉「まさしくパラドックス(逆説的)だが35年前、世界の夢と未来は彼にたくされていたんだ。」
別の家にシーンが変わる。
しずか「あなたー。」
のび太はしずかと結婚している。
のび太「しずか。こっちへ来てごらん。」
しずか「ここは危険だから入ってはいけないって。」
しずか「あなた…のび太さん?」
カプセルに耳のついたドラえもんが横たわってる。
しずか「ドラ…ちゃん。」
口をあけて驚くしずか。
のび太「今、スイッチを入れるよ。」
のび太スイッチを入れる。
のび太としずか見守る。
ドラえもん「のび太くん、宿題はおわったのかい!?」
ドラえもん起きあがってのび太にしゃべる。
のび太としずかが幼少期の姿に戻っていて、のび太がドラえもんに泣きついて終わり。
どう?
すごくない?感動しない?
こんなにタイピングしてたぼく。
いやいや実はドラえもんの開発者が実はのび太っていうエピソード!!
感動!!
原作の最終回をはるかにしのぐ出来上がりやねん。
そりゃ差し止めもくわうゎ。
元のマンガはネットに転がってるしドラえもん最終回で検索してみ。
さてパーティーに出かけますか。